「書き換える」と「書き替える」の違いは?意味と使い分けを解説

書き換える 書き替える 違い 意味 使い分け

パソコン作業や文章の修正時によく使う「かきかえる」という言葉。ただ、漢字で書くと「書き換える」と「書き替える」の2種類があり、どちらを使えばよいか迷ったことはありませんか?

実はこの二つは意味は似ていますが、使い方には違いがあります。本記事では、それぞれの意味と使い分けのポイントをわかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク
目次

「書き換える」の意味

書き換える」とは、文章の内容や表現を、別のものに書き直すことを意味します。

ここで使われている「換える」は、「AをBと入れ換える」「あるものを別の性質のものに変える」という意味を持つ漢字です。

そのため、「書き換える」は元の文章とまったく同じ形を保つのではなく、意味・言い回し・情報などを別の内容へ変更するニュアンスが強くなります。

たとえば、難しい説明をやさしい言葉に直したり、古い情報を新しい内容に改めたりする場合がこれに当たります。

単なる清書ではなく、「中身が変わること」がポイントです。文章の修正、要約、言い回しの変更など、内容面に手を加えるときに自然に使われる表現です。

「書き換える」の例文

  1. 彼は、説明が難しい部分を分かりやすい表現に書き換えた
  2. 先生は、生徒の誤解を防ぐために問題文を書き換えた
  3. 編集者は、古い情報を最新の内容に書き換えた
  4. 彼女は、硬い言い回しをやわらかい表現に書き換えた
  5. 私たちは、案内文の一部を別の説明に書き換えた
スポンサーリンク

「書き替える」の意味

「書き替える」とは、 書かれたものを別の形に入れ替えて書き直すことを表す言葉です。

「替える」は、「交替」「取り替える」などにも使われる漢字で、元々は「同じ種類のもの同士を入れ替える」という意味を持ちます。そのため、内容を大きく変えるというよりも、見た目や形式を変える場合に使われやすいのが特徴です。

たとえば、汚れた原稿をきれいな紙に清書し直す場合や、手書きの文章をパソコンで打ち直す場合などです。この場合、内容はほとんど変わらなくても、「書き替える」が使われることがあります。

このように、「書き替える」は、内容が変わる場合だけでなく、同じ内容を清書する・別の用紙に書き直すなど、形だけを入れ替える場合にも使われる表現です。

「書き替える」の例文

  1. 私は、汚れた原稿を新しい用紙に書き替えた
  2. 彼女は、下書きの文章をきれいなノートに書き替えた
  3. 生徒は、消し跡の多い答案を別の紙に書き替えた
  4. 部下は、手書きの文章をパソコンで清書として書き替えた
  5. 彼は、色あせた掲示文を新しい紙に書き替えた
スポンサーリンク

「書き換える」と「書き替える」の違い

「書き換える」と「書き替える」の違いは、次のように整理することができます。

項目書き換える書き替える
使う漢字換える替える
基本イメージ内容・表現を別のものに変える同種のものに入れ替える
変化の中心意味・言い回し・情報用紙・媒体・形
内容の変化変わることが多い変わらない場合もある
使用場面修正・要約・表現変更清書・写し直し・媒体変更

「書き換える」と「書き替える」は、どちらも「かきかえる」と読み、辞書にも両方掲載されている表現です。そのため、混同されやすいですが使い分けのポイントは 「何をどう変えるのか」 にあります。

まず「換える」は、「AをBにチェンジする」という意味合いが強く、性質や内容を別のものへ変える場合に用いられます。「言い換える」「物を金に換える」などが代表例です。

この考え方に基づくと、「書き換える」は、文章の内容や表現そのものを別の内容に置き換えるニュアンスになります。たとえば、文章を要約したり、言い回しを変えたりする場合がこれに当たります。

一方で「替える」は、「同じ範疇に属するもの同士を入れ替える」という意味で使われます。「洋服を替える」「電球を替える」「水槽の水を替える」などが典型です。「書き替える」の場合は、文章という同じ種類のものを前提に、別の形に入れ替えるという感覚が中心になります。

たとえば、原稿を清書し直す、手書き原稿を別の用紙に書き直す、といった場面がこれに当たります。

このように、「書き替える」は、内容を変える場合だけでなく、同じ内容を清書する・別の用紙に書き直すなど、形だけを入れ替える場合にも使われるのが特徴です。

実際の用法では「書き換える」が一般的で、文章修正や内容変更を表す際にはこちらがよく使われます。「書き替える」はやや限定的で、物理的・形式的な入れ替えを意識する場合に使うと自然です。

スポンサーリンク

「書き換える」と「書き替える」の使い分け

それでは、実際に両者をどのように使い分ければよいのでしょうか?以下に、場面ごとの使い分け方を簡単に示します。

①文章の内容や意味を直す場合 ⇒「書き換える」

内容や表現が変わるときは「書き換える」を使います。意味や伝え方が別のものになる点がポイントです。

②同じ内容を別の形に写す場合 ⇒「書き替える」

内容がほぼ同じまま、紙や媒体だけ変わるときは「書き替える」を使います。見た目や形式の変化が中心です。

③清書や写し直しをするとき ⇒「書き替える」

下書きをきれいに書き直すときは「書き替える」が自然です。文章の意味を変えないことが前提になります。

※意味も形も両方変わる場合は「書き換える」が自然です。現代では「書き換える」が広く使われているため、迷ったときには「書き換える」を使うのが無難です。

まとめ

今回は、「書き換える」と「書き替える」の違いを解説しました。

「書き換える」は内容や表現を別のものに変える場合に使い、「書き替える」は同じ内容を別の形に移す場合に使うのが基本です。

とはいえ、現代では「書き換える」を使うことの方が多く、「書き替える」はやや限定的な表記として扱われることが多いです。

迷ったときは「中身が変わるかどうか」を基準に考えると、自然な使い分けができるようになるでしょう。

この記事を読んだ後は、同じように混同しやすい以下の関連記事もおすすめです。

「差し替え」と「差し換え」の違いは?どっちの表記が正しい?

「切替」と「切換」の違いとは?意味と使い分けを解説

この記事を書いた人

大学卒業後、出版会社へと就職。退職後はフリーライターとして独立し、現在は言葉の意味や違いなど、日々の生活やビジネスに役立つ情報を発信しています。皆さんに「なるほど」と思ってもらえる内容をお届けすることを心がけています。

目次