商材 商品 違い 使い分け 意味

日常生活やビジネスの場面でよく耳にする「商材」と「商品」という言葉。一見すると同じ意味のように感じられますが、実は微妙な使い分けが求められることがあります。

本記事では、それぞれの意味や具体例、そして使い分けについて詳しく解説します。両者の違いを理解することで、より正確で効果的な表現ができるようになるでしょう。

「商材」の意味

 

商材(しょうざい)」とは、売り手側から見た品物を指す言葉です。具体的には、形のある物や形のない無形のものまで、販売の対象となる物やサービスを広く指します。

「商材」の「商」は「あきない(商い)」を意味し、「材」は「原料」や「価値のあるもの」を指します。このことから、商売の基盤となる品物や情報を総称する言葉として「商材」が使われています。

なお、多くの辞書でも「商材」は「商品。売り物。多く、販売者の側からいう語」と定義されています。このように、「商材」は主に売り手側の視点で使われる点が特徴です。

「商材」の具体例

「商材」は、販売の対象となるさまざまな物や情報に使われます。以下はその具体例です。

  • 有形商材:形のある商品で、消費者が直接手に取って使用できるもの。例⇒食品、衣料品、家電製品など。
  • 無形商材:形のない商品で、デジタル形式やサービスとして提供されるもの。例⇒オンライン講座、ソフトウェア、音楽配信など。
  • 情報商材:インターネットで取引されるノウハウやデータなどの情報。例⇒投資マニュアル、ダイエットプログラム、マーケティング戦略など。
  • サービス商材:人が提供する労働や専門知識によるサービス。例⇒コンサルティング、エステ、美容院など。

これらの例からも分かるように、「商材」は売り手が扱う商品全般を指し、業界によって多様なものが含まれます。

「商品」の意味

 

一方、「商品(しょうひん)」は、売買を目的とした品物やサービスを意味します。

「商材」と似た意味を持ちますが、「商品」は売り手側だけでなく消費者側からも使用され、より広い範囲をカバーします。また、「商材」がサービスに対してはあまり使われないのに対し、「商品」は品物とサービスの両方を指します。

漢字の語源を見ると、「商品」の「商」は「あきない」を意味し、「品」は具体的な品物を表します。この組み合わせにより、「商品」という言葉は「商売で取引されるモノ」という意味を持つ言葉である事が分かります。

なお、辞書では「商品」を「売るための品物およびサービス」と定義しています。このように、「商品」は売買されるすべての対象を網羅する言葉です。

「商品」の具体例

「商品」は具体的な品物やサービスを指します。以下はその具体例です。

  • スーパーの商品:スーパーで販売される野菜、果物、肉類など。
  • 家電量販店の商品:テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電製品。
  • アパレルショップの商品:Tシャツ、ジャケット、靴などの衣料品。
  • オンラインショップの商品:電子書籍、デジタルコンテンツ、ファッション雑貨など。
  • コンビニの商品:お弁当、飲み物、お菓子などの食品や日用品。
  • 美容サロンの商品:ヘアカット、スキンケア、エステティック施術などのサービス。

これらの例は、日常生活のさまざまな場面で目にする「商品」の多様性を示しています。

「商材」と「商品」の違い

商材 商品 違い

「商材」と「商品」の違いは、次のように整理することができます。

項目 商材 商品
定義 売り手側から見た売り物 売り物全般を指す
視点 販売者視点 販売者・消費者視点
対象範囲 主に形のあるもの、情報 形のあるものとサービス全般
使用頻度 業界用語としてよく使用される 日常生活でも広く使用される

「商材」は、企業などの売り手の視点で用いられる言葉で、販売の対象となるすべての物やサービスを指します。具体的な品物だけでなく、情報商材や無形商材など、幅広い対象が含まれます。

例えば、化粧品会社が新たに取り扱うスキンケア用品や、投資ノウハウをまとめたデジタルコンテンツなども「商材」に該当します。また、商談やマーケティングの場面でもよく使われ、ビジネス的なニュアンスが強いのが特徴です。

一方、「商品」は、主に消費者の視点で用いられる言葉で、具体的な品物やサービスを指します。スーパーで販売される野菜や家電量販店の電化製品、コンビニのお弁当など、実際に購入できるものが「商品」にあたります。

このように、「商材」は販売者目線の専門用語であり、「商品」は日常的な言葉として使われる点が大きな違いです。

例文で違いを比較

「商材」の例文

  1. 新たな商材を取り入れて、売上拡大を目指す。
  2. この美容商材は、エステサロンで特に人気があります。
  3. 情報商材の購入時には、信頼性を確認することが大切です。
  4. 建築商材の価格は、需要によって変動します。
  5. この無形商材は、企業の効率化に大きく貢献します。

「商品」の例文

  1. 商品の発表会が、盛況のうちに終わった。
  2. この商品は、保証期間が長いのが特徴です。
  3. 商品レビューを参考にして、購入を決めました。
  4. 映画館のサービス商品には、特典がついています。
  5. 商品の梱包が丁寧で、顧客満足度が高まりました。

「商材」と「商品」の使い分け

 

「商材」と「商品」を適切に使い分けるためには、以下のポイントを参考にするとよいです。

ビジネスや業界内での取引の場合

この場合は、「商材」を使います。企業が取り扱う商品やサービス、情報商材など、販売対象全般を指す言葉として「商材」を使います。例えば、「新しい商材を仕入れる」「商材を提案する」といった表現が適切です。

消費者向けに販売される物を指す場合

この場合は「商品」を使います。具体的な物品やサービスが消費者に提供される際、「商品」という言葉が適切です。例えば、「この商品は非常に人気がある」「商品を購入する」といった形で使われます。

オンラインマーケティングやアフィリエイトの場合

この場合も「商材」を使用します。アフィリエイトやネット販売などで、紹介する対象の物やサービスを広く指して「商材」と呼びます。例えば、「新しい商材を紹介する」「商材の販売ページを作成する」などです。

使い分けを整理

  • 商材:売り手側の視点で商品を指したいときに使用。特に業界やビジネスの文脈で使われる。
  • 商品:売り手・買い手両方の視点で利用可能。特に日常会話や広告など幅広い場面で使用される。

まとめ

 

本記事では、「商材」と「商品」について解説しました。

「商材」は主にビジネスや業界内で使われ、売り手側から見た販売対象を指す言葉です。一方、「商品」は消費者向けの物やサービスを指し、日常生活や買い物の場面で広く使われます。

使い分けとしては、ビジネスの文脈では「商材」、消費者向けの場面では「商品」を使うのが適切です。それぞれの意味をしっかりと理解して、状況に応じた使い分けを意識しましょう。

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